圧巻の6発ゴール・ラッシュ! “エース不在” も大勝でホーム初戦を制す

日本代表は10日、カタールW杯アジア2次予選第2節モンゴル代表と対戦。ホーム初戦となる埼玉スタジアム2002での一戦を、6選手で計6得点を奪う6-0で大勝し、前節のミャンマー戦に続く白星をあげた。

エース・大迫勇也の不在の影響が懸念される中、森保監督は1トップに永井謙佑を選択。注目の2列目には右から伊東純也、南野拓実、中島翔哉が並び、中盤には柴崎岳遠藤航が起用された。

日本は試合開始直後から、多くの人数をかけてゴール前を固めるモンゴル相手に“サイドから崩す”という明確な戦術プランで積極的に攻勢にでる。粘り強くボールを弾き返すモンゴル相手にペースを乱すことなく攻め続けると、前半22分右サイドを抜け出した伊東のクロスに南野が頭で合わせ先制。所属クラブでも躍動する“絶好調男”の得点をきっかけに、圧巻の「ゴール・ショー」が幕開ける。29分には主将・吉田麻也、その5分後に長友佑都、前半終了間際に永井が得点を奪い折り返すと、後半56分には遠藤がコーナーキックからヘディングシュートを決めて代表初ゴールを記録。82分に途中出場の鎌田にも代表初ゴールが生まれ、森保ジャパン最多の6ゴールで連勝を飾った。

          

「主力依存」を払拭する“控え組”の活躍

試合後のインタビューで主将の吉田が「前の試合から代わった選手、途中から出た選手が活躍してくれた」と語った通り、今節のモンゴル戦ではこれまで“控え組”に据えられていた選手が躍動した。

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一際輝いたのは、右サイドで先発起用された伊東純也。森保ジャパンではお馴染みとなった中心選手の1人である堂安律に代わって出場すると、90分通して持ち味のスピードで突破を繰り返し、精度の高いクロスで3アシストを記録する大躍進をみせた。

大迫の代役として出場した永井、途中出場の鎌田も、それぞれ1ゴールという結果でアピール。酒井宏樹に代わって後半途中から右サイドバックに入った安西幸輝や永井に代わって出場した原口元気も、積極的にゴールを狙う姿勢でインパクトを残した。中盤に入った遠藤は1ゴールに加え、GK強襲のミドルシュートで6点目もお膳立て。司令塔・柴崎と上手くバランスをとりながら攻撃の組み立てに貢献し、守備面でも前線から攻撃の芽を摘んで無失点勝利の功労者となった。

FIFAランク183位格下相手であったことを踏まえれば、今回の活躍はスタメンに割って入るほどの決定打にはならないだろう。それでも2年に渡る長期戦となるW杯アジア予選を勝ち抜いていくためには「総力戦」で戦うことが不可欠。“控え組”に甘んじない彼らが、日本代表にとって重要なピースだという信頼を勝ち取る内容であったことは間違いない。

      

酒井、富安も負傷……次戦に求められる“総力戦”

15日にはアウェイでタジキスタン代表と対戦する森保ジャパン。

今回日本代表に招集されたメンバーは、国内組が過去最少の3名と、海外組が多くを占めている。長距離移動に伴うコンディション不良も懸念される中、モンゴル戦では堂安や久保を温存。一方で、試合に出場した酒井と富安が負傷退場し、次戦を“万全な状態”で迎えることはできなくなった。

W杯アジア予選の醍醐味ともいえる“総力戦”が早速求められる形となった日本。途中交代の機会も多く、数々のパターンを試してきたオフェンス陣に比べ、ある程度固定化してきたディフェンス陣の選手層には不安が残る。

次戦はともに2勝で迎える頂上決戦。敵地での大一番で、「誰が出てもパフォーマンスを発揮しないとW杯では勝てない」と語った選手たちの覚悟が試される。